分譲住宅の一番手前

分譲位置によってそれぞれ特徴があります。

新興住宅街

分譲住宅は、土地が何区画かに分かれているいますがどれも同じと思っていませんか?特に大規模分譲地は生活面や安全面などでメリット・デメリットがあります。分譲住宅の区画の特徴についてあらかじめ知っておくことで早めに条件の良い区画を押さえることができます。

ゴミ置き場

よく聞くのは一番手前は避けるのが無難だという話です。 その話をもっと聞かせて、と頼めば理由も教えてもらえるでしょう。 どんな理由か、それは一列に並んでいる分譲住宅の一番手前側にゴミ置き場が くるパターンが考えられるからで、家の目の前にみんなのゴミが週に何回か 積み上げられることになるのです。 そんなに実害がなかったとしても精神的にじわじわきますし、全く臭わないことも ないのでゴミの山を直視しないよう気をつけていても不快な気持ちになります。 誰かがこの位置、この役目を引き受けなければならないのですが自分は嫌だ、 そう思ってしまうのがこのポジションです。 ゴミの山に囲まれて生活したい、腐敗臭は香水よりも好きだという奇特な人なら その環境にも馴染めそうですが、ほとんどの人は嫌悪するでしょう。 なのでゴミ置き場に最も近い位置になりがちな一番手前の住宅は、分譲されていて も迂闊に飛びつかないほうがいいのかもしれません。

住民次第

ゴミ置き場が近くにあったらどれだけのダメージを受けるか、これは実際に生活 を開始してからでなければわからないことかもしれません。 なぜかというとそこにゴミを出す近隣住民のマナー次第だからで、みんながルール を守って清掃もしっかりやるようならゴミ置き場のそばでも平和に暮らせるのです。 でもルールを守らない住民が回収されないゴミを出したり、野良猫やカラスが 生ゴミを漁るような環境だと散乱して汚いゴミ置き場になってしまい、家の目の 前から変な臭いが漂ってくる不運に見舞われます。 すでにそこの住民が生活している土地に引っ越すのなら下見をすればどんな状況 になるかは予想もできるのですが、新築されたばかりで誰も越してきていない分譲 住宅だと勘に頼るしかありません。 なので最悪のケースを想定して、ゴミ置き場の近くに位置する建物は避ける方向 で選ぶのがいいという話です。 販売開始時にはゴミ置き場の位置が正確に決まっていないこともありますが、 たいてい手前側に設置されるので注意しましょう。

下見では予想不可

住宅街の中の一軒家を購入する場合や中古マンションを買う場合ならゴミ置き場 を事前に調査することはできますが、それができない分譲住宅で一番手前の位置 を買うことはちょっとしたギャンブルになります。 ゴミの日に早朝から見張っていればたいていのゴミ置き場はどんな風に使われて いるのか把握できるのですが、利用する人々がまだいなければそれも叶いません。 なんとももどかしい話ですが、全員が引っ越してきてしばらくの期間が経過して からでなければどうなるのかわからないのです。 見学に来ている人はみんな良い人達だったしゴミ出しもしっかりルールを守る だろう、と勝手に思い込んで入り口に近い、ゴミ置き場に近い場所の建物を買って、 後から「うわぁ、あの人達ネコ被ってたのか!」と後悔する人もいます。 100%正確に予想することはできませんし、この位置の住宅を買うのなら ゴミ問題と付き合う覚悟を持って決めなければならないでしょう。